手数料を節約? PeX はどのように交換したらお得なのかを考える
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他社のポイントをまとめて現金その他に交換できるサービスサイトがあります。
PointExchange・ネットマイル・Gポイント・PeX といったサイトがそれに該当します。ネットマイルは「インターネット共通ポイントサービス」と自身を呼称していますが、合算して再交換するというシステムは、より大きなひとつのポイントをたしかにイメージさせられます。またこのようなサービスは、ポイント合算サイト、ポイント交換サイトなどと呼ばれたりしています。
こうしたサービスサイトにポイントを集約させて一遍に交換した方がお得になる。そのような話を耳にしたことがあるかもしれません。しかしまとめて交換すると偏に言っても、ポイントの交換レートや手数料や単位などはそれぞれのサイトや交換品目によって一様ではありません。もちろん利用者としては、もっともお得になるように交換したいものです。
そこでこの記事では、ポイントサイトからの交換に一番数多く対応している PeX を例に、合算サイトを利用する際はどのように交換した方が良いのかを考えてみたいと思います。
PeX から楽天銀行への交換ルール
PeX の交換先は豊富にありますので、ここでは需要が多いであろう楽天銀行への現金化をサンプルにして話を進めることにします。まずは交換ルールを確認しましょう。
- 交換レート
- 10p : 1 円
- 交換手数料
- 500p
- 交換予定日
- リアルタイム
- 交換手数料
- 500p
- 交換単位
- 500p
- 最小交換数
- 5,000p + 交換手数料
- 最大交換数
- 1,000,000p
- 月間最大交換数
- 10,000,000p
押さえておくべき部分は、交換手数料 500p (50 円) と最大交換数 1,000,000p (10 万円) の二つです。
交換手数料の問題
- 一定の交換手数料で最大交換数まで交換できる
最小の 5,000p で申請しても最大の 1,000,000p で申請しても掛かる手数料は同じです。また PeX へのポイント交換手数料を無料に設定しているポイントサイトが多いという事情もそこに絡んできます。そうしたサイトで楽天銀行への交換手数料が発生するのであれば、ポイントは PeX へ一度移し、他サイトで集めたポイントなどとまとめて交換するとお得になるわけです。
- Aサイト 1,000 円交換 (手数料 50 円)
- Bサイト 1,000 円交換 (手数料 100 円)
- Cサイト 500 円交換 (手数料 50 円)
例えば上の 3 サイトの場合、各サイトでそれぞれ交換すると口座には合計 2,300 円が支払われることになります。一方、3 サイトのポイントを PeX で合算させてから交換するなら払込額は 2,450 円。交換手数料の発生が PeX での一度のみになった分だけ差がついています。
要するに、隘路となっているのは交換手数料です。この手数料をどれだけ減らせるか。もっと言うと、手数料の発生する交換回数をどれだけ減らせるか。減らせば減らした分だけお得になります。すぐ分かるように、交換回数をもっとも抑える方法は、交換手数料が必要なポイントを上限 1,000,000p まで目一杯貯めてから交換を行うことです。
無料で交換できるポイントの合算
上では、楽天銀行への交換手数料が発生する他サイトという例を出しました。では、もし手数料が無料だったらどうでしょうか。どのみち手数料は一定なのだから変わらない? ひとまとめにして交換すればよい? これは極端な例を挙げると分かりやすいと思います。
- Dサイト 100,000 円交換 (手数料無料)
PeX へ交換すると 1,000,000p になります。ちょうど交換上限のポイント数です。これを楽天銀行へ交換するわけですから、手数料として 50 円が掛かります。無料でできたものが有料になってしまいました。前項で「交換手数料が発生するのであれば」とか「交換手数料が必要なポイントを」とわざわざ断っていたのはこのためです。
手数料無料で交換できるポイントの合算は、上限を近付けるだけでメリットがなく、結果として交換回数を増やす羽目になるのです。
とはいえ 1,000,000p。損得尽くで交換するにしても、上限目一杯までは貯めない人も多いのではないでしょうか。