Cookie について
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ポイントサイトには、ユーザーと広告主 (例えばショップ) とを繋ぐ役割があるのだと「キャッシュバックの流れ」を説明した記事の中で書きました。その役割が果たされることで、ユーザーへのポイントキャッシュバックが成立します。では、具体的にはどのように実現されているのでしょうか? 技術的な話になりますが、ポイントサイトを利用する上でこれは是非知っておきたい事柄の一つですから、頭の片隅にでも留めておいてください。
HTTP cookie とは何か
とあるポイントサイトのユーザーが、そのポイントサイトを経由してショッピングをしたら、ポイントキャッシュバックがありました。さてこの時、利用者である当のユーザー以外に、ポイントサイトを経由して利用したという振舞いがどうして分かったのでしょうか? このやりとりで重要なことは、サービスを利用したという情報の伝達です。キャッシュバックを受けるには、ユーザーがサービスを利用をしたという行動を、ポイントサイトが (そして ASP が) しっかりと把握できている必要があります。
Cookie の機能
それを実現する技術が HTTP cookie です。この Cookie というのは、Web サイトにアクセスした時にブラウザを通じて PC に保存される情報のことで、耳にしたことがある人も多いことでしょう。例えば登録が必要なサイトのログイン画面で、「次回から自動的にログイン」 「ログイン状態を保持する」「ログインしたままにする」のような文言とチェックボックスを目にしたことがあると思います。ブラウザや PC を終了させても、次回アクセス時にログイン状態になっているというあの便利な機能。そこでも Cookie が利用されています。
サイト管理者は Cookie を発行することで、ユーザーを識別したり、その行動を追跡 (Tracking) したりすることができます。そのような目的で発行された Cookie をトラッキング・クッキー (Tracking Cookie) と言い、また仲介する ASP などが第三者的に発行することからサードパーティ・クッキー (Third-party Cookie) とも呼ばれます。ここでは、単純に Cookie と呼ぶことにします。
管理の重要性
この Cookie を利用することで、ポイントサイトを経由して利用したというユーザーの振舞いが、ユーザー以外に客観的に把握されるというわけです。逆に、もし Cookie が機能しなければどうなるのでしょうか? 情報の伝達がうまくいかず、ユーザーの行動が把握されることは適いません。そのような状況では、キャッシュバックを受けられないことがほとんどでしょう。ユーザーの行動を促したポイントサイト側にしてもメリットがありません。Cookie の管理がとても重要だと言われるのはそのためです。